けいはんな学研都市ヘルスケア事業Top平成27年度までの取組概要>5.知のネットワーク活動

5.知のネットワーク(コーディネート活動)

(1)事業化・地域実装推進活動

社会ニーズに即しかつ本事業の研究成果が活きるヘルスケアシステムの"テーマアップと開発&実証実験"活動支援

  ⇒ 2大重点テーマに絞り込み知のネットワーク活動を実施

  • 重点1:けいはんなヘルスケアシステム

    . 「健康キャラバン」の開催企画と支援

    ・奈良女子大学、同志社大学と連携して必要性、有効性を検討
    ・地域自治体、医師会、薬剤師会などとの開催企画
    ・取得データ、アンケート分析による有効性確認
    図1.png

    . 地域実装に向け自治体へのPR、および活動支援

    ・厚生労働省ヘルスアップ事業の提案を支援し、約900万円の補助金採択に繋げた(京都府木津川市)
    ・京都府ライフイノベーション事業に提案し300万円事業に採択

  • 重点2:在宅療養患者再発防止・QOL向上支援システム

    1. 奈良県立医科大学でのMBT構想検討会に参加し医のニーズを理解(MBT:Medicine Based Town)

    2. 大学研究者と医のニーズ実現に向けたテーマ構想の実施と、市場の検討も踏まえたテーマ立案企画、及び進捗管理

    3. 開発活動資金確保に向けた補助金獲得支援 

    ・総務省 SCOPEに大学、企業の応募支援を3年間事業の採択を得た(3年間合計 約2800万円)
    ・中小企業ものづくり補助金事業応募支援(2社採択で合計約3000万円)

(2)「けいはんなヘルスケア・ネットワーク」活動

ヘルスケア事業化に関わる関連情報の収集と提供、交流の活性化を狙いに、地域企業、地域住人などを対象とした連携促進の取り組み
「けいはんなヘルスケア・ネットワーク」企業会員の拡大活動けいはんなヘルスケア・イノベーション研究会の企画と開催
  • 会員勧誘活動(チラシ作製)
  • 会員との交流、情報提供活動

図2.png85社参加

  • ヘルスケア事業化や市場技術動向に関わる情報提供と地域や会員のポテンシャルアップに向け原則3か月に1回の頻度で開催

図3.png14回実施
原則3か月に1回の頻度で開催

(3)その他の特筆すべき活動

図4.jpg地域への情報発信と交流活動

研究成果報告会の開催

  • スタート時は"キックオフミーティング"、2年目からは期末に"研究成果報告会"を地域に向け公開で実施。成果発表、成果物のポスターや現物展示
  • 毎回約200人が参加

ホームページなどによる情報発信 ・本事業活動の情報発信手段としてホームページを立ち上げ、情報更新を頻繁に実施

  • けいはんなの広報機関誌「けいはんなView活動内容を掲載

国内他地域との交流・連携活動

地域イノベーション戦略事業に参加の他地域(宮城、福岡、北陸、徳島など)との交流、連携を頻繁に実施

国外の他地域との交流・連携活動

国際地域として、台湾、韓国、中国との交流活動に参加、けいはんなヘルスケア活動を講演や交流で紹介
  • 海外との交流事例1
    「2014台湾スマートヘルスケア国際フォーラム」(台北市)で基調講演、けいはんなの産学連携活動をPR
    ・2014年10月28日(火)、台湾経済部工業局の主催による「2014台湾スマートヘルスケア国際フォーラム」が、台湾台北市において開催された。
    ・本フォーラムに、当推進機構から寺崎肇PDが招待され、「けいはんな学研都市におけるヘルスケアに関する取組と未来像」と題して基調講演を行い、現在推進しているけいはんな学研都市ヘルスケア事業の概要などを紹介した。
    ・当日は、デンマークのヘルスケア産業協会や、台湾国内外から関連産業の専門家も含め、200名あまりの関連業者が出席し、熱心に耳を傾けると共に、パネルディスカッション等でヘルスケア産業の新ビジネスチャンスに関して議論を行った。
  • 海外との交流事例2
    韓国における医療クラスタ視察
    (1)原州・医療機器テクノバレーの風景
    (2)大邱・慶北先端医療複合団地の風景

    ・2015年8月26日~27日、当機構は「北陸地域イノベーション」、「知と医療機器創成宮城県エリア」と共催で韓国の原州(ウォンジュ)医療機器テクノバレーと大邱(テグ)慶北先端医療複合団地を視察しました。
    ・韓国は医療・バイオ産業を 成長産業と捉え、最も力を注いでいくべき重要な産業の 1 つとして位置づけ、国と地方自治体が一体となった都市づくりを進めています。現在、6箇所の地域をバイオメディカル・クラスターとして選定。これらが相互連携することでバイオメディカル分野における国力の向上を図っています。
    ・視察した2地域のいずれも①優秀な専門人材の養成②差別化された医療・バイオ産業へのグローバルな進出拠点化③優れた臨床インフラの活用④産学官の連携強化⑤技術の優位性、医療産業の差別化の育成⑥市場の拡大を目的に10年レンジの時間をかけてプロジェクトを推進中で、関連機関や大学等と有意義な意見交換を行いました。

  • 海外との交流事例3
    「イノベーション主導型の発展国際シンポジウム」(北京市)で講演、けいはんなの産学連携活動をPR

    ・2015年11月5日~6日、「イノベーション主導型の発展国際シンポジウム」が、中国北京市において開催されました。本シンポジウムは、中国における、イノベーション主導の発展戦略の実施、経済のリストラクチャリングの加速、グローバルなイノベーション交流と協力の促進を目的に実施されました。
    ・当シンポジウムにおいて、当機構は、けいはんな学研都市の紹介と、推進中「けいはんな学研都市ヘルスケア事業」の概要について招待講演を行いました。
    ・当日は、中国内外から関連分野の専門家も含め、100名あまりの産学連携に関する関係者が出席し、熱心に耳を傾けると共に、パネルディスカッション等でイノベーション主導の発展、やり方、およびグローバルなイノベーションの協力について、議論・意見交換を行いました。

(4)地域連携コーディネータなどのマッチング活動

最初の2年は、ヘルスケア事業テーマ模索フェーズであり、マッチング成立件数は少なめであったが、平成25年度以降、2つの重点テーマやスタンドアロン事業テーマを絞り込み具体化したことで、マッチング件数は順調に推移した。
年 度マッチング活動件数マッチング成立件数

平成23年度(H23/9~H24/3)

 18社  38件

 4件

平成24年度(H24/4~H25/3)

 34社  69件

 4件

平成25年度(H25/4~H26/3)

 34社  68件

 6件

平成26年度(H26/4~H27/3)

 30社  56件

17件

平成27年度(H27/4~H27/6)

 12社  24件

 9件

128社 255件

40件

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