都市建設の意義・理念

  1. 文化・学術・研究の新たな展開の拠点づくり
  2. 我が国及び世界の文化・学術・研究の発展、 並びに国民経済の発展への寄与
  3. 未来を拓く知の創造都市の形成

関西文化学術研究都市の建設に関する基本方針より(国土交通省のウェブサイトへ)

今日、人類の生存に関わる諸問題が懸念される中、世界では持続可能な社会の実現に向けて文化学術研究の一層の推進が求められているところですが、けいはんな学研都市は建設の当初よりこうした課題に対し、地球規模での環境に関する研究や自然科学と人文・社会科学との融合による文化学術研究、さらには時代を先取りした多様な試みなどについて積極的に取り組んでいます。

都市建設の特長

民間活力の活用

都市建設にあたっては、学術、産業、行政、住民等各分野の連携を基調とし、民間活力を最大限に活用いたします。各分野の適切な協力、役割分担の下、都市づくりを進めます。

クラスター型開発

12の文化学術研究地区をぶどうの房のように分散配置し、自然環境の保全や、既成市街地、農林業と調和のとれた開発を進めます。また、各地区の特性に応じた都市機能を分担させることで、都市全体での調和も図ります。都市整備のための条件が整った地区から逐次開発を進めることで、過大な先行投資や大幅な計画変更が避けられ、計画的、段階的な開発が可能となります。

文化学術研究施設と住宅の複合開発

文化学術研究施設だけでなく住宅地も含めた開発とし、学術と(生活)文化の融合した複合的な都市づくりを目指します。住民の生活に根ざした、都市としての賑わいや魅力が演出できるとともに、住民参加による具体的な実証実験や評価が可能となります。

グローバル・オープンイノベーション拠点の形成

グローバル競争が激化し、日本の経済力が国際社会の中で相対的に低下している現状を打破するため研究開発投資を迅速かつ確実に産業化に繋げる仕組みをオープンイノベーションを基軸として構築します。