2022年12月21日に「けいはんなR&Dイノベーションコンソーシアム2022年度中間成果報告会」および、「けいはんなR&Dイノベーションフォーラム2022」(「けいはんな学研都市先端シーズフォーラム」と合同開催)をオンライン形式で開催しました。

【2022年度中間成果報告会】
 コンソーシアム会員を対象として以下の報告を実施しました。

<議案>
 ・コンソーシアム全体の運営や各WGの取組み
 ・K- PeP (公道走行実証実験プラットフォーム)の活用
 ・住民サポーター組織「clubけいはんな」の取組み

【けいはんなR&Dイノベーションフォーラム2022】(クリックすると案内が見えます)

 今回は、「AI・IoT技術が変える未来の社会~スマート社会の実現に向けて~」をテーマとして実施し、約90名の方々にご参加頂きました。

<コンソーシアム活動報告>
 コンソーシアムの活動紹介の後、コンソーシアム会員企業様より、下記のテーマで活動事例紹介を頂きました。

「地域の課題解決を支援する都市のデジタルツイン」 
 ダッソー・システムズ株式会社 パブリックセクター ディレクター 熊野 和久 氏

「高床式砂栽培トレファーム®とシェアリング農業について」
 東レ建設株式会社 トレファーム事業推進室 次長 小倉 久弥 氏

<特別講演>

「AI・IoT技術が変える未来の社会~スマート社会の実現に向けて~」をテーマとして、AI・IoTの分野に精通するお二人を講師としてお招きし、最新の動向や今後の展望等についてご紹介いただきました。 

 最初に、大阪大学 産業科学研究所 産業科学AIセンター センター長 教授の櫻井保志先生より、「IoT ビッグデータのためのリアルタイム AI 技術」というテーマで講演いただきました。IoT機器から収集される時系列データをリアルタイムで解析し、その先の状況を予測するAI技術について、工場等の生産現場への適用や高度な自動運転・運転支援へ展開等、様々な活用事例の紹介がありました。天気予報への適用の可能性など、質疑応答も活発に行われました。

 

櫻井 保志 先生ご講演のビデオはこちらから

 

次に、京都大学大学院 情報学研究科 教授の伊藤孝行先生より、「ハイパーデモクラシーを目指して:AIエージェント技術に基づく大規模合意形成プラットフォームの実現」というテーマでご講演いただきました。多くの意見を収集し、合意を形成していくという課題に対し、AIも用いたプログラムで支援を図り、名古屋市やアフガニスタンでの実証実験など、興味深い成果が紹介されました。AIが少数意見をどのように扱うかなど、質疑応答も活発に行われました。

 
伊藤 孝行 先生のご講演のビデオはこちらから